西田歯科では、歯を失った際の選択肢のひとつとして、インプラントを行っております。当院では、現在100症例を超えるインプラント治療を手掛けておりますので、インプラントが初めてという方でも安心してお任せください。
当院のインプラント治療4つのこだわり
CT撮影等による精密な検査
西田歯科では、より精度の高い診断と治療を実現するために、CTを導入しております。インプラントを埋め込む顎の骨には、多数の神経や血管が存在します。これらを傷つけてしまうと、後遺症にも繋がりかねません。また、CT撮影による検査は、インプラントを埋める際の精度にも関わります。
術前に骨の位置や厚みを詳細に把握することで、クオリティが高まるだけでなく、手術時間の短縮も期待できます。これらのことから当院では、顎の骨に干渉するインプラントにおいて、CT撮影は必須であると考えております。
CTと通常のレントゲン撮影との違い
CT撮影では、通常のレントゲン撮影で得ることのできない、詳細な3Dによるデータを得ることができます。通常のレントゲン撮影が「平面的な絵」だとすると、CT撮影は「立体的なオブジェ」です。立体的であることから、360度どの角度からもデータを確認することができ、通常のレントゲン撮影よりもより詳しい検査・診断が可能となります。
骨や歯ぐきを熟知した歯科医師による診断と治療
インプラントは歯科医師であれば誰でも行うことのできる治療です。しかし、経験や知識が浅い状態で行われると、インプラントの安定性や将来性に支障をきたす可能性が高くなります。また、アメリカでは歯周病のドクターがインプラントを行うのが一般的であり、歯ぐきや顎の骨を熟知したうえでの治療が求められています。
そのため、西田歯科では、患者さんが長く安心してインプラントを使用していただけるよう、歯周病の知識・経験豊富な歯科医師がインプラント治療を行っております。ただインプラントを入れるだけでなく、周囲の組織にも考慮した安全性の高い治療をご提供いたします。
症例ごとに適切な術式を選択
当院では口腔内の状況により、患者さんに合った術式を選択して治療を行います。
残せない歯を抜いてすぐにインプラントを埋入する「抜歯即時埋入法」や、骨の量が不足している方へ骨量を増やすための「ソケットリフト」など、患者さんひとりひとりに合わせたインプラント治療を心がけております。
信頼のおけるインプラントシステムを採用
当院で主に使用しているのは、世界的なシェアがあり安全性が高い「ジンマーデンタル社」、および「DENTIUM社」のインプラントシステムです。
ジンマーデンタルインプラント
ジンマー社のカルシテックインプラントは、顎の骨と接するネジの表面に、骨を構成している成分にも含まれている「ハイドロキシアパタイト」という材料がコーティングされています。
このコーティングによって、顎の骨とインプラントとの結合を促進させるという作用が働き、インプラントの安定性が高くなるという特徴があります。ジンマーデンタル社のインプラントは、シリーズによってさまざまな特性を有していますが、他にも以下のような特徴があります。
- 周囲炎を抑制
- 高い耐久性と安定性
- 骨とインプラントの結合性を高める
また、万が一患者さんが「お引越したその先で不具合が起きた時に、対応できる歯科医院が多い」ということも、ジンマー社など普及率の高いメーカーを使用するメリットの一つとなります。
デンティウムインプラント
日本人など、アジア人の骨格・特性に馴染むインプラントで治療予後も安定しています。デンティウム社は2000年に設立以来、ヨーロッパCE認証・アメリカFDA認証など、各国で医薬品製造品質基準(GMP)に準拠したインプラントを、世界70ヵ国に販売しているグローバルメーカーです。
インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋めたインプラントで入れ歯を支えるシステムです。通常の入れ歯は粘膜で支えますが、インプラントオーバーデンチャーでは、人工の歯の根っこによって支えられます。
当院では、安全性の高いメーカーのインプラント「白鵬社」「ジンマー社」2つのインプラントシステムを、患者さんの口腔内やご要望によって使い分け、インプラントオーバーデンチャーによる治療を行っております。
当院の入れ歯については、こちらのページもご覧ください。
インプラントオーバーデンチャーのメリットとデメリット
メリット
- 支えがインプラントであることから、安定性があり噛みやすい
- 通常の入れ歯よりも粘膜(歯ぐき)の負担が減少する
- 少数のインプラントで入れ歯全体を支えることができる
- 通常のインプラントと違い取り外し可能なため、お手入れが簡単
デメリット
- より噛みやすくなることで、力が入りすぎてしまうことがある
- 安定性は高いものの、入れ歯自体の違和感は残る
インプラントについてよくある質問
インプラントの手術は痛いですか?
局所麻酔を行うため、術中のお痛みはありません。
ただし、術後に麻酔が切れたときにお痛みが出ることがありますので、当院では痛み止めをお渡ししております。痛みや腫れは次第に落ち着きますので、ご安心ください。
金属アレルギーです、インプラントは無理でしょうか?
インプラントのネジに使用されている金属は、金属アレルギーの起きにくい「チタン」であるため、金属アレルギーでもインプラントが可能な場合があります。
ただし、ごくまれにチタンでもアレルギーが起こる方もいらっしゃいますので、一度パッチテストをおすすめしております。
たばこを吸っているとインプラントはできないのですか?
必ずしもできないということではありませんが、非喫煙者の方よりも高リスクとなってしまいます。
タバコに含まれるニコチン等により、血流が悪く免疫力の低下した喫煙者の方がインプラント手術を行った場合、
- 骨とインプラントが結合しにくい
- 術後の傷が治りにくい
- インプラント周囲炎のリスクが高くなる
- インプラントの寿命が短くなる
などが起こりやすくなるといわれています。喫煙者の方が絶対にインプラントができないということはありませんが、これらのリスクは避けられませんので、あまりお勧めはしておりません。
インプラントとは
インプラントは、歯を喪失した箇所の顎の骨にネジ(人工の歯の根っこ)を埋め込み、それを土台に人工歯を装着する治療法です。
メリット
自分の歯のように噛める
インプラントの固定源は、顎の骨です。このことから、人工歯を支える力や安定性はインプラントが飛びぬけて高いといってよいでしょう。入れ歯のようにズレる心配がなく、天然の歯と同じように顎の骨で支えられているインプラントは、違和感なく噛めること、入れ歯などでは噛みにくかったものも噛めるようになること等、自分の歯のように噛めるということが特徴です。
残っている歯に負担をかけず、削る必要もない
インプラントは歯の代わりとなる補綴物として、唯一他の歯に頼ることなく独立が可能な人工歯です。部分入れ歯やブリッジは、他の歯に依存しなければ入れることができません。部分入れ歯のように残っている歯に負担をかけず、ブリッジのように歯を削る必要もないインプラントは、他の歯に負担をかけてしまうという心配がないという点も大きなメリットといえるでしょう。
見た目のよいきれいな人工歯を装着できる
顎に埋めるのは骨と高い親和性を持つチタン製のネジですが、その上部に装着する人工歯、つまり歯ぐきから上の歯に関しては、審美性の高いものをご用意しております。自然な色味のもの、他の歯よりもワントーン明るいものなど、患者さんのご要望に合わせた人工歯をお選びいただけます。
顎の骨が痩せてしまうのを防ぐことができる
顎の骨は歯を失って、咀嚼等による刺激が伝わらなくなると、歯を支える必要がなくなると認識して少しずつ痩せて行ってしまうという現象(骨吸収)が起こります。インプラントは入れ歯やブリッジのように、歯ぐきから上の部分だけでなく、人工の歯の根っこを顎の骨に埋入することから、骨自身がこれを支える必要があると判断します。このようにインプラントは、顎の骨が痩せてしまうのを防ぐといったメリットもあります。
デメリット
保険適用外のため、費用が高い
自費での治療となるインプラントは、全ての症例において健康保険が適応されません。そのため、保険内の入れ歯及びブリッジを選択した場合よりも、治療費は高額になってしまうのです。どんな状態であっても、保険内でインプラント治療を行うことはできないため、自費が難しいと言った方には不向きといえます。当院では、術前に費用やお支払いについての詳細をしっかりとご説明しておりますが、患者さんご自身がその情報を十分に把握、ご納得したうえで治療を進めていきます。
インプラント周囲のセルフケア、歯科医院でのメインテナンスが必須である
入れ歯のように取り外しのできないインプラントは、天然の歯と同様、あるいはそれ以上にセルフケアを念入りに行わなければいけません。インプラントだから虫歯や歯周病にならないというのは、全くの間違いです。確かに人工歯であるため虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という、所謂インプラントによる歯周病のリスクがあります。これは、インプラント周囲の組織に炎症が起き、歯周病と同じように骨が溶けてしまう歯科疾患です。進行すると骨がインプラントを支えられなくなり、せっかく入れたインプラントを撤去しなければならなくなる事も珍しくありません。そのため、ご自宅でのセルフケア及び歯科医院でのプロによるメインテナンスが非常に重要となります。
オペが必要であることから、術後には腫れや痛みが生じることもある
インプラントは歯ぐきや骨に干渉するオペが必要であることから、個人差はあるものの術後に腫れや痛みが出現する場合があります。ただ、この腫れや痛みなどは一過性のものであり、術後には痛み止めの処方も致しますので、どうぞご安心ください。
インプラント治療が難しい例
インプラント治療には、治療が難しいケース、禁忌とされるケースが存在します。
- 顎の骨が少ない、薄い
- 特定の薬を服用している
- チタンのアレルギーがある・重度の全身疾患等の持病があり、オペが困難である
- 喫煙頻度の高い方
- 18歳以下の場合…等
インプラントは比較的軽い手術となりますが、外科処置であることから入れ歯やブリッジよりも負担が大きくなります。西田歯科では、事前のカウンセリングにて全身状態、服用している薬についてお伺いしております。既往歴や現在の状態など、必ずお伝えくださいますようお願いいたします。また、当院でインプラント治療が難しいと判断した場合には、お断りさせていただくケースもございますので、ご了承ください。