ポリリン酸ホワイトニング


西田歯科では、低刺激でもしっかりとホワイトニングができる「ポリリン酸ホワイトニング」を取り扱ってあります。通常、歯科医院でのホワイトニング剤には、「過酸化水素・過酸化尿素」という成分が使用されています。ポリリン酸ホワイトニングは、これらに「ポリリン酸」という成分を配合した薬剤を使用するホワイトニングです。
通常のホワイトニングとの違い
痛みや染みの軽減
通常ホワイトニング時には、「歯がしみる」といった症状が起こりやすくなります。この知覚過敏のような症状は一時的なものではありますが、歯の薄い方は特に症状が現れやすい傾向にあります。歯に優しいポリリン酸を用いたホワイトニングでは、過酸化物の濃度を下げながら十分なホワイトニング効果を残し、歯への負担を軽減しながら効果的に歯を白くするといった特徴があります。そのため、知覚過敏が心配な方や普段歯がしみやすいといった方でも、安心してホワイトニングを行うことが可能です。
着色・後戻りを防ぐ

ポリリン酸には、歯をコーテイングして着色が付きにくくなるといった作用があります。この働きからホワイトニング後の着色を防ぐ効果があるため、施術後の白さが長持ちしやすいといわれています。また、ポリリン酸は、人体を含めた生物に元々存在している成分です。このことから安全性が確立されており、歯に対しても効果的な作用があることから歯に優しい成分といえるでしょう。
自然なツヤ感
歯の表面をコーティングするというポリリン酸の作用は、ホワイトニング後の光沢感にも影響を与えます。そのため、ポリリン酸を用いたホワイトニング後は、コーティング作用によるツヤのある自然な白さが期待できます。
歯科医院で受けるホワイトニング(オフィスホワイトニング)

歯科医院で施術を受けるホワイトニングを「オフィスホワイトニング」といいます。自宅で行うホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を使用し、一気に歯を白くする方法です。
オフィスホワイトニングのメリット
- 短期間でホワイトニング効果を実感できる
- 歯科医院での施術のため、面倒な工程が不要
オフィスホワイトニングのデメリット
- 奥歯(大臼歯)までのホワイトニングが難しい
- ホームホワイトニングより後戻りが早い傾向にある
このような方におすすめです
- なるべく短期間で歯を白くしたい
- 面倒の少ない方法でホワイトニングをしたい
自宅でのホワイトニング(ホームホワイトニング)

患者さんがご自宅で行うホワイトニングを「ホームホワイトニング」といいます。歯科医院でのオフィスホワイトニングと違い、低濃度の薬剤を入れたマウスピースを使用して、少しずつ歯を白くしていきます。
ホームホワイトニングのメリット
- 自然で透明感のある白さになる
- 奥歯(大臼歯)までホワイトニングができる
- 白さが長持ちしやすい
ホームホワイトニングのデメリット
- 一定期間は毎日定められた時間に、薬剤の入ったマウスピースを装着する必要がある
- 歯が白くなるのに時間がかかる(目に見えて分かるのは約2週間ほど)
このような方におすすめです
- 時間がかかってもよいので、自然で透明感のある仕上がりにしたい
- 自分のペースでゆっくりホワイトニングをしたい
- 奥歯までしっかりとホワイトニングを行いたい
ホワイトニングは誰でもできる?
ホワイトニングは薬剤を使用するため、下記のような特定の症状や状態がある場合は、適応されない場合がございます。詳しくは一度当院までお問合せ下さい。
- 妊娠中・授乳中である
- 重度のテトラサイクリン歯がある
- 虫歯及び歯周病が重度である
- 無力タラーゼ症である
- 気管支喘息などの呼吸器疾患を持っている
- 小児である
ホワイトニングについてよくある質問
1回のオフィスホワイトニングで希望の色になりますか?
患者さんのご希望や歯の質等による個人差があるため、1回の施術で希望されるお色味になるとは限りません。
また、ひとりひとり白さに限界があるため、ホワイトニングを続けたからと言って、必ずしも希望の色になるという断言はできません。西田歯科では、患者様のご希望に添えるよう努めておりますので、ホワイトニングについて悩まれている方でも一度お気軽にご相談ください。
歯科医院とエステサロンのホワイトニングの違いは?
一言でいうと、「着色を落として本来の色を取り戻す」のがサロン、「本来の歯の色自体を白くする」のが歯科医院です。
最近ではエステサロンを中心に、セルフで行うホワイトニングも多くなっていますが、歯科医院との最大の違いは「使用する薬剤」になります。歯科医院では「過酸化物」という歯の色を漂白するために必要不可欠な薬剤を使用することができますが、法律上、歯科医院以外ではこれを用いて施術を行うことができません。つまり、サロンで使用されているのはあくまで着色を浮かすものであり、歯の色自体を変えるものではないのです。現在はホワイトニングの定義がないため、歯の色を変えるという行為すべてがホワイトニングと謳われています。しかし、「歯の色そのものを明るく白くしたい」という事であれば、その効果を保有する薬剤を取り扱うことのできる、歯科医院での施術をおすすめいたします。
歯を白くする歯磨き粉は効果ありますか?
歯を白くするという商品は、基本的に「着色を落とし、歯の本来の色を取り戻すこと」を目的としています。
歯の本来の色を白くするには、歯科医院で取り扱っている過酸化水素及び尿素が必要不可欠です。しかし、これらは危険物に分類されており、薬品として店頭で並んでいるような歯磨き粉とは全く異なります。そのため、
歯の色そのものを白くする→歯科医院
歯の表面に付着した軽い着色を落とす→歯磨き粉
であることを踏まえ、お使いいただくことをおすすめいたします。
前歯の被せものも白くなりますか?
ホワイトニングの効果は、「天然の歯」のみに発揮されます。
よって、詰め物、被せもの、インプラントやブリッジは白くはなりません。ホワイトニング後に被せもの等の色だけ浮いてしまった場合には、セラミックを用いた白い補綴物の治療をご提案しております。セラミックについて、詳しくはこちらをご覧ください。